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2004年11月20日

ドキュメンタリー「フルトヴェングラー没後50年 音楽は愛」

NHKBS2でやったもので、NHKのサイトの能書きはこれ。
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クラシック ドキュメンタリー フルトヴェングラー没後50年 音楽は愛
2004年没後50年を迎えたドイツ人指揮者、ウィルヘルム・フルトヴェングラー(1886~1954)。
波乱に満ちた彼の生涯と音楽に対する愛情について描いた番組。
ウィルヘルムの未亡人、エリーザベト・フルトヴェングラーの目を通して過去をふりかえり、 彼女の耳を通してフルトヴェングラーの録音を聴く。 音楽の合間にはフルトヴェングラーの肉声のインタビューがはさまれ、 彼の言葉を聴くこともできる。 また、演奏を記録に残すことを嫌った彼の指揮活動を会間見ることができる貴重な映像も収録されている。  
出 演:
エリーザベト (フルトヴェングラー夫人)、アンドレーアス (フルトヴェングラーの息子)
[ 制作: 2004年, パース・メディア (ドイツ) ]
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という能書きに期待して見たのだが、エリーザベト夫人ののろけ話的思い出話と、意図がよく分からない画像が付いたフルトヴェングラーが書いたものの朗読、本人がしゃべった録音が延々と流れるだけ。
何か見たことのない画像とか、エリーザベト夫人から新ネタでも出てこないかと期待したが、そういうのもなかった。(せっかくだから、亡命秘話とか戦後の生活の秘話とかききたかった。)
あとこれでもかと出てきた、フルトヴェングラー作曲作品(ピアノ曲、歌曲、ヴァイオリンソナタなど)は、タルい曲としかいいようがない。本人が「ボク作曲家だもん」といくら思い込んでても、指揮者フルトヴェングラーと作曲家フルトヴェングラーはレベル違いすぎ。(といいつつ、なぜか交響曲第2番のスコアを持っている自分であった。)
フルトヴェングラーがエロ親爺であることは、あらためて確認させていただきました。また、息子は親爺さんと違って白髪なもののちゃんと毛が残っているのが新発見であった。

2004年11月14日

久しぶりのN響アワー

特別番組や新潟県中越地震の影響で久しぶりの放送だ。

アシュケナージ音楽監督就任の定期演奏会ということで、これ。
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テレビ番組2つ-アルゲリッチ、ベルリン・フィル特番

今日(14日)は出かけようと思っていたが、のどが痛く風邪だったらヤバいということで、外出をやめて1日中家にいた。
録画しておいたTV番組2つを見た。

クラシック ドキュメンタリー「マルタ・アルゲリッチの音楽夜話」("MARTHA ARGERICH Evening Talks")(NHKBS2)NHKのサイトによると
「アルゼンチン出身の天才ピアニスト、マルタ・アルゲリッチが自分自身の半生や、音楽への情熱を語る。 友人のインタビューや貴重な映像を織り交ぜ、彼女の音楽家としての生きざまを描く。2002年にはイタリア賞を受賞 (テレビ・パフォーミング・アーツ部門)、 その他数々の賞に輝いた話題の作品である。 」
ということで、もちろん全体の演出はあるが、ランダムに彼女がインタビュアーに向かって音楽、演奏、作曲家に対する考え、過去の思い出を語り、それに過去の映像を散りばめるという作りになっている。
最近はあまり体調もよくないようで、またソロのリサイタルもあまりやっていないようだが、こうやってまとめて見るとやはり大音楽家であり、また、気まぐれでやっているのではなく思慮に基づいていることもよく分かる。実にいい番組であった。

○「ベルリン・フィル音楽紀行」(フジテレビ)
招聘がフジテレビということで、
クラシックファンならずとも引き込まれる120年の歴史を生き抜いてきた「ドイツの至宝」の存在感。壮大な物語の始まりです。
というこの謳い文句を見るとちょっと萎える番組。
番組の詳細はここで、。
・サー・サイモン・ラトルへのインタビュー
・「カラヤン・サーカス」の音楽監督室
・世界最高峰のオーケストラ・楽団員に密着
・三代目指揮者フルトヴェングラー激動の時代
・フルトヴェングラー夫人のメッセージ
・「ベルリン・フィル」戦時中最後のコンサート。運命の日を再現
・ベルリン・フィルと子どもたち
・“フルートの貴公子”エマニュエル・パユ
日本人団員の清水直子、町田琴和氏も含めた団員の生活の紹介が以外に面白かったが(インタビュアーが清水氏の夫君に「どこが気に入ったんですか」と訊き、「こんなの訳せない」と恥ずかしがる清水氏に萌え)、あとはなんだかなあ。
カラヤン時代がなくてフルトヴェングラーにスポットが当たっているのもなんだろうか。戦時中最後(1945年1月23日)のコンサートで、空襲警報でモーツァルトの交響曲第40番をやっていたのに、マエストロが避難している間にこの曲はもう続けられない、と再開後はブラームスの交響曲第1番にした、というのはもともとそういうプログラムを予定していただけだと思うが。(確かにフルトヴェングラーに対し、お前の身も危なくなってきているよと教えてくれる人はいたらしいが、それで演奏会のプログラムはかわらないだろう。)
また、このあとウィーン・フィルとの戦中最後の演奏会→亡命→スイスでの演奏会、また終戦後の最初のイタリアでの演奏会の話もすっ飛んでる。亡命はクサくやるにはもってこのネタだろう。
1947年5月25日のベルリン・フィル復帰演奏会も合わせ、外国人エキストラを使った再現映像も萎え萎えというか爆笑の手前だった。(ちなみに使った「運命」の音源は5月25日でなく27日のような気がする。)
おしまい辺に出てきた「パユ様」といって部屋にポスター貼ってる婦女子もorz・・・・(以下自粛)。 
結論、7日のコンサートに行く前に見なくてよかった。

2004年11月10日

シャイー指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

この組み合わせの演奏をまとめてどかっと7日午後に放送したのを録音して聴く。(番組表のコピーは追記のところに)
自分としては萌える曲が多く、録音に失敗しないかとハァハァしながら恐れていたが、今回は久しぶりに成功。月曜日からiPodに詰めて出張にも持っていって聴いたが、曲目、演奏ともイイ。(というかシャイーの好きそうなレパートリーが自分の好みと合っているということか。)
この放送録音は1985年からのシャイーが音楽監督の時代を回顧するCD13枚組としても発売されているもので、このセットを買いたくなって困っている。
関係ないけど、なぜNHKのサイトの番組表の表記は「シャイイ」?ここでしか見たことのない表記。
[放送した曲]
ヴェルディ:「歌劇“運命の力”序曲」(8分06秒)
ベートーヴェン:交響曲第2番 (32分10秒)
マーラー:「亡き子をしのぶ歌」(27分00秒)
                   (バス)ロベルト・ホル
ベリオ:「フォークソングス」(22分12秒)
(メゾ・ソプラノ)ヤルド・ファン・ネス
ストラヴィンスキー:「アゴン」(23分32秒)
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番 (29分46秒)
               (ピアノ)マルタ・アルゲリッチ
ウェーベルン:「パッサカリア」(12分20秒)

2004年11月07日

ラトル指揮ベルリン・フィル来日公演(川崎)

別項で書いたように、ベルリン・フィルの来日公演のチケットを大枚はたいて買ってしまい、ミューザ川崎までいって来た。実は、自分のベルリン・フィルナマ体験は、1986年2月にフィルハーモニーで聴いたのみ(カラヤン指揮)で、国内では券がとれなかったり、スケジュールが合わなかったりで、これが初めてでもある。
ミューザ川崎シンフォニーホールは始めて行くホール。ホールはステージを客席が取り囲む、ベルリン・フィルの本拠地フィルハーモニーと同じワインヤード形式。自分には1回聴いただけでホールの響きの質を判断する能力はないが、開演近いのに入り口でこれから入場という人がまだ多数いたりするのは、運営の手順で改善すべき点があるということだろうし、休憩時間に、飲み物を飲む人とトイレの行列が交錯して人溜まりができているのは、設計の問題か運営の問題なのか。
musakawasaki.jpg

で、本日のプログラムは次のとおり。

ハイドン:交響曲第86番
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」より「前奏曲と愛の死」
ブラームス:交響曲第4番

オーケストラはハイドンが対抗配置で弦のプルトも第1ヴァイオリンより順に4-4-3-2.5-1.5と小さくし、ワグナーからはチェロが内側の普通の配置で、人数も16型。(もしかして、途中で編成が大きく変わったのが後の椿事につながった?)
ハイドンは、ウィーン・フィルとのベートーヴェンよりも、オーセンティックなアプローチ+本人のやりたいことを徹底させ、随所に即興的アプローチもおり込み、またそれにちゃんと応えるオーケストラと文句なしに楽しかった。ファゴットの妙技バンザイ。(前記のカラヤンの時にもハイドン(第104番)を聴いたが、滑らかというかヌルヌルというか、どうもなじめなかった。)
ここから後のオーケストラは、舞台の上の人数も大幅に違うし、曲目も違うので別のオーケストラのよう。ティンパニ(セーガースが担当)はバチだけでなく楽器も変わっていた。もうちょっと軽い音作りを予想していたのに反し、ワーグナーは最初のチェロの弱音から始まってどんどん分厚い音の層になっていく。前奏曲の昂揚する場面では、フルトヴェングラーも想起されるような揺らし方であった。
後半、メンバーがステージに揃って後はラトルの登場を待つばかりとなったのに、ホルンの首席ドールが慌ててステージを出て行った。ホルン1番だけパート譜が譜面台の上に載ってないようで、本人は探しに行き他のメンバーも自分のところに混入してないか点検しているが、出てこない。前日、金沢で同じプログラムをやったはずだが、金沢に置いて来てしまったのだろうか、ライブラリアンは後でドールにしばかれるのだろうかと10分くらい心配しているうちにドールが譜面にキスをしながら出てきた。
演奏のほうは、ブラームスの第2交響曲はコーダで加速して盛り上がらないとヤダヤダという層には受けがよくないようだが、自分としてはゆっくりめのテンポで重厚な響きを堪能できた。ただ、ラトルが目指しているブラームスがこれなのか、それとも試行錯誤中なのかは分からなかったが。もしかして、後期ロマン派は古弁センセイのようにしたいのだろうか。
とりあえず、オーケストラの響きは堪能できてパチパチパチ。

2004年11月06日

小学校で演奏

所属するアマチュア・オーケストラのヴィオラ奏者の方が、お子さんの通う某市立小学校でアンサンブルをやるイベントをやるということで、近くなので声をかけられ行ってきた。
意外にナマの音楽に接する機会がないので思いのほか好評で続けて出てくれということで、小学校で楽器を弾くのも6回目とのこと。編成もこれまでの弦楽四重奏主体から、弦にはベースが加わり弦楽五重奏にホルン1、トランペット3。また、他に近くの市立中学校のブラスバンドの演奏もあり、われわれロートルと中学生の合同演奏も。(写真は練習風景)
godoensou.jpg
子どもがなじめるように(=飽きて騒がないように)ということで、いわゆる「クラシック」音楽はちょっとで、アニメの曲(「トトロ」とか)、テレビで出てきた曲中心であったが、コンサートホールではない会場(一応体育館ではなくホールだが、壇はない)で子どもの反応が手にとるように見える場所での演奏はなかなか貴重な体験であった。中学生との合同演奏は、手前ミソだが管楽器の子は刺激を受けたようだ。
また、終わった後、「ありがとうございました」とか「また来年もよろしく」と声をかけられると、こんな世の中心あたたまるいい話でないか、とちょっとウルウル。

2004年11月04日

D.R.デイヴィス指揮ブルックナー交響曲第4番(第1稿)

デニス・ラッセル・デイヴィス指揮のリンツ・ブルックナー管弦楽団によるブルックナー交響曲全曲ライブシリーズが予定されているそうで、その1つ。ノーヴァク校訂による1874年稿の演奏で、2003年9月録音(Arte Nova。データはここ)。
1974年稿はインバル以外には、ギーレン、ロペス=コボス、ロジェストヴェンスキーなどがあるが、後の3つが入手しにくいので、まずは1つ付け加わったことを喜びたい(「後の3つ」全部持ってるオレorz)。
正直なところ、この指揮者がブルックナー、しかもマニア度の高い第4番の初稿というのが大変意外だったが、とりあえず5連譜や不思議な音形が散りばめられた曲で曲の紹介以上にはなっている。
予定されている第8番は普通のノーヴァク第2稿らしいが、往年の巨匠大好きなブルヲタな人々のお気に召すかどうか?

2004年11月02日

フルトヴェングラー指揮のシューベルト交響曲第9番(グレート)

土曜日に所属アマチュアオーケストラの練習が再開されこの曲を練習したのだが、そういやこの演奏長らく聴いてなかったと取り出す。
1951年12月のベルリン・フィルとのスタジオ録音で、今年は没後50年で分売もされている「フルトヴェングラーの遺産」のボックス(33枚組)から取り出す。(番号はジャケット表示による。)
(なお、買ったのは10年くらい前だが、iTuneで取りこむと曲名、アーティスト名がデータベースより取得されたのには少々驚いた。)
恥ずかしながら(何が?)、この曲のLPの初購入が何を隠そうこの演奏であった。
第2次大戦下の演奏ほど激しくなく、アンサンブルも整っている。Andanteが遅いテンポなのがこの指揮者の特性で(だから第1楽章の導入部→主部は猛烈に加速しないとつながらない)、正直、今の自分の好みからすると遅い~といいたくなるが、遅いテンポならではの表現があるのも事実である。第4楽章の終わりの辺りの「C」(ド)のデモーニシュな音の反復を聴くと、「ドン・ジョヴァンニの地獄落ち」という言葉を思い出してしまうのも、この巨匠ならでは。

2004年11月01日

キーシンの弾くベートーヴェンピアノ協奏曲第1番と第4番

先週、NHKFMで放送された演奏。オーケストラはザールブリュッケン放送交響楽団で、指揮はギュンター・ヘルビッヒ。(解説者のしゃべり方にいらついて演奏部分以外を消してしまい、演奏日を控えておくのを忘れた。)
偏見の塊の人間なもので、キーシンというピアニストについては「キーシン萌え(;´Д‘)ハァハァ 」といっている婦女子がファンに多いので….(以下自粛)、その結果今までほとんど聴いたことがなかったのだ。でもキーシンも、もう30歳だったのですな。
特に何か変ったことをやっているわけではないのだが、素直にすばらしい技術で軽やかさと重さが明確に使い分けられて弾かれるのに感心。20世紀後半の巨匠も高齢になりつつあるし、これから、キーシンも聴いてみることにしよう。

週末のテレビ

週末に見たNHKの音楽番組の感想をごく簡単に。
[その1]
意図不明な「NHK音楽祭」の録画。(10月29日深夜)
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NHK音楽祭 2004   ~ ラスト・シンフォニー ~
ロリン・マゼール指揮、ニューヨーク・フィルハーモニック
ワグナー: 歌劇「タンホイザー」 序曲
ブルッフ: バイオリン協奏曲 第1番 ( vn:ユラ・リー) )
ドヴォルジャーク:交響曲 第9番 「新世界から」  
(アンコール)
ドヴォルジャーク: スラブ舞曲 作品72第1、ビゼー:組曲「アルルの女」 から「ファランドール」
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