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2004年12月26日

N響アワー(12/26)

今年最後の、駄洒落アワー。ゲストを呼ぶ回で、内容はこれ。
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- 音楽は心の糧~古美術鑑定家・中島誠之助 -
ベートーヴェン:「エグモント」序曲(指揮)ホルスト・シュタイン
ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」(指揮)シャルル・デュトワ
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466から第1楽章(ピアノ)井上 直幸(指揮)十束 尚宏
ジェームズ・マクミラン:「イゾベル・ゴーディーの告白(冒頭部分のみ)」 (指揮)ジェームズ・マクミラン
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「なんても鑑定団」のオサーンで、若いころ、熱心に聴いていた時代があったということはわかった。
中島氏が、スタジオに持参したワルター指揮コロムビア交響楽団のベートーヴェン交響曲全集のLPボックス(初出)が出されキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!と声をあげてしまった。我が家にも昔々父親が買ったこれがあるのだ。外箱付きで布張りの立派な箱に入って、LPのほか「ベートーヴェン読本」という豪華解説書と、ワルターのリハーサルを収めたLPがついている。
さらに「田園」が馬鹿売れして、ワルターの肉声によるメッセージを収めた「親愛なる日本の友へ」という17センチLPまで出してきて、キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!。これも、我が家にあるはずだが行方不明。
ゲストの回は演奏をどうこういうのは野暮だが、今では聴くことのできない重心の重い「エグモント」は特記しておくべきだろう。
池辺先生の駄洒落納めは、「一人で来てもツー」、「夜聴いても荘重」だったと思う。

齋藤先生亡き後・・・・

齋藤秀雄(もう歴史上の人物だと思うので敬称は略)が亡くなって、今年でもう30年だそうだ。
その関係で、NHKBShiで関連番組をやっていたので見る。

歌え! 全身で歌え!証言ドキュメント  教育者 齋藤秀雄の真実
12月25日(土)   09:30 ~ 11:00 
この番組の謳い文句は

クラシック音楽教育に生涯を捧げた齋藤秀雄が亡くなってことしで30年になる。この先生がいなければ、こんなにたくさんの日本人音楽家が世界を舞台に活躍することはなかっただろう。 番組では、教育者としての齋藤秀雄の生涯の記録、小澤征爾をはじめとする教え子たちが語る師の思い出、それにサイトウ・キネン・オーケストラの活動の模様も交え、戦後日本のクラシック音楽界に希代の教育者が遺したものを検証してゆく。

となっているのだが、「検証」というより齋藤先生マンセー番組になってたような。(ひとつには昔から齋藤秀雄、小澤征爾およびその関係者を取り上げてきたテレビマンユニオン製作というのもあるのか。)
チェロを弾く人間、あるいは齋藤秀雄の音楽教育に関心のある人間だったら知ってるネタばかり(=関係書物で出てきた話ばかり)で、新ネタとしては指揮者・飯守泰次郎氏による「演奏解釈」の授業の再現くらいか。これは、演奏解釈という体系化に向かないものをどう伝達するかという点でなかなか興味深かった。
桐朋出身・関係の音楽家の方々には、へっぽこアマチュアである自分も大変世話になっているのでどう書けばいいのか難しいのだが、齋藤秀雄の教育をどう発展させるかということの道筋が見えていないような気もする。
ただ、「暮らしの手帳」もそうだし、桐朋学園の音楽教育も、偉大なしかもキャラが濃すぎである創始者の後をどう維持、発展させていくかは大変だとも思う。

サイトウ・キネン・オーケストラ 特別演奏会
で、記念しての演奏会はこちら。

1.モーツァルト:ディヴェルティメント ニ長調 K.136
2. バッハ: 無伴奏チェロ組曲 第2番 ニ短調 BWV1008 VC:植木 昭雄
3. ワグナー: 楽劇「トリスタンとイゾルデ」 から    「前奏曲とイゾルデの愛の死」 SOP:緑川まり
4. リゲティ:無伴奏チェロ・ソナタ VC:古川 展生
5. バッハ齋藤秀雄 編曲: シャコンヌ
[ 2004年9月1日, 長野県 松本文化会館 ]
6. バルトーク: 弦楽器と打楽器とチェレスタのための音楽 Sz.106 ( バルトーク作曲 )
[ 2004年5月24日, ベルリン・フィルハーモニーホール ]
指揮:秋山 和慶(1)、飯守 泰次郎(3)、小澤 征爾 ( 5, 6 )
感想だが、まずサイトウキネンのK.136のディヴェルティメントは、指揮者がだれであろうとどこにもないこのグループだけの節回し(こぶし?)があって、生理的にダメです。ごめんなさいです。 チェロ独奏2人についてはよく弾けていると思うが、もうひとつ訴えてくるものがないのはなぜ。 また、「シャコンヌ」は前日の番組でもリハーサル光景をやってて、「へえ、やったことある人いないんだ」と小澤征爾が言っていたが、小さい子どものオーケストラならともかく、齋藤秀雄を直接知らない、従って師を偲ぶという意味もない、いい大人がこの曲を弾くことの意義というのはどこにあるのだろう。マーラー編、ストコフスキー編のバッハはそれはそれでバッハ受容史を追体験するという意味があるが。 「トリスタン」は歌も含めて文句なしだが、だれか歌手にバブル期に流行ったような流行遅れな色の口紅を塗るのをやめさせてください。あと、あの白いドレスも。 「弦・チェレスタ」も、とりあえず楽器弾くのは上手いのでよしとしよう。(嫌味ではないです。)

2004年12月23日

「第73回日本音楽コンクール本選会」

恒例の年中行事の地上波での放送(部門別のはすでにBSで放送済み。チェロがある年は部門別まで見るが、今年はないのでそっちはパス)。
以前は「文化の日」に放送していたが、何年か前に「天皇誕生日」にかわり、番組のつくりも参加者の人となりの紹介や、戦いの裏のドラマの紹介にフォーカスを当てていたが、今年は淡々と演奏を紹介し部門ごとの審査委員長のコメントが付くというスタイルになった。
アイドル性のある参加者が見つからない(せいぜい、ヴァイオリン(女子)、ピアノ部門(男子)の各優勝者くらい?)からか。
ざっと見ての、無責任な非音楽的なことにも言及する感想。
声楽→よくわからん。
作曲→創作界の閉塞感を示す(50歳のオサーンはオサーンの世代らしい曲、若いおねえさんは最近の若手によくある耳あたりがいいだけの曲、要はつまらん)。
フルート→1位の2人とも上手いが、これでそれぞれルックスがもう少し見栄えがすれば…。.
オーボエ→1位のおねえさんの服がヤンキー臭かった(注:全部日本人作品を演奏したのでということで、頭にかんざしやら、腰に水引きをイメージしたらしい紐が付いているのだが、もともと着ている白のドレスがレースやら織りで細かい柄があり、カーテン巻いているみたいで、一言で言えば「装飾過剰」)。
ピアノ→それぞれ上手かったと思うが、1位はラフマニノフを豪快に弾いたということが結果につながったか。音楽と関係ないが、学校でモテモテだろうなこの兄ちゃん。
ヴァイオリン→ピアノ伴奏でサン=サーンスの第3番のコンチェルトを聴かされるのは、苦しい(冒頭の節がこぶしが入った演歌チック)。3位の高校生がもう1つの課題曲であるプロコフィエフの協奏曲第2番を選んだのは賢明であった。

なお、審査結果については毎日新聞のサイトのこの記事を見ると、もめた部門もあったようだが、参加規定や課題曲のルールを見ると(課題曲についてはここここ)、AorB方式から何でもオッケー方式までいろいろあるのだが、曲が少ないオーボエ部門がご自由にというのはわかるが、膨大なレパートリーがあるピアノが事実上自由(泰西名曲から選ぶ)というのもよくわからない。
もちろん同じ曲を演奏させ競わせることが未来の名演奏家を発掘するためにいい方法とは思えないが、もうちょっと何か工夫はないんでしょか。

2004年12月20日

「レコード芸術」1月号発売延期

最近は、年1回1月号しか買わなくなってしまった「レコード芸術」だが、店頭に並ぶのが遅いと思っていたら、こんな告知が。

【お詫び】 『レコード芸術』2005年1月号は、製作上のミスにより、誠に勝手ながら発売日を12月27日(月)に延期させていただきます。読者の皆様には大変ご迷惑をおかけいたしまして、申し訳ございません。謹んでお詫び申し上げます。

この間の「女性セブン」が皇室関係の誤植で発売延期というのがあった。そういうことではなく添付CDの製作ミスみたいだが、いずれにせよ前代未聞のこと。
(個人的にはCDじゃまくさいのでない方がいいのだが。)

そしてまた日曜の夜もテレビ

NHK海老ジョンイルお詫び番組は今更見てもしょうがないので、N響アワーと、見る気がなかったのについ続けて「NHK音楽祭」も見てしまう。

「N響アワー」の内容はこれ。

- 池辺晋一郎の音楽百科           ~オーケストラは変貌(ぼう)する -
・ハイドン:交響曲 第86番 ニ長調から第3楽章、(指揮)ヘルベルト・ブロムシュテット
・ベートーヴェン:交響曲 第3番 変ホ長調 作品55“英雄”から第1楽章、(指揮)スタニフラフ・スクロヴァチェフスキ
・ベルリオーズ:“レクイエム”から“不思議なラッパの音”、(合唱)国立音楽大学合唱団、(指揮)シャルル・デュトワ
・プロコフィエフ:古典交響曲 ニ長調 作品25、(指揮)シャルル・デュトワ

こないだまでの音楽監督と名誉指揮者に人気客演指揮者で、プロコフィエフ以外は曲の一部であったが、聴きごたえのある演奏であった。
なお、今回も池辺先生の駄洒落はナシ。先生、次回は年末だから頼みますよ。

そして、「NHK音楽祭」ハイライトはこれ。

・チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
(管弦楽)ロイヤル・コンセルトヘボー管弦楽団、(指揮)マリス・ヤンソンス
・ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」
(管弦楽)チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、(指揮)ズデネック・マカール

どっちも未見だったが、前者は作曲者が指定したfffff(「フォルテ」5つ)のように、「大」の字が5つくらいついてしまう嫌いな曲だが、オーケストラの上手さは文句ナシ。(本当は同じ日にやった「ペトルーシュカ」の方を見たかったのだが。いくら楽譜に指示があるからといっても、波打つようにテンポを揺らす音楽は生理的にダメじゃ。)
後者のほうは、指揮者の音楽作り自体にはあまり特徴はないが、日本の音楽生活ではこの曲の合唱を上手とはいえないアマチュアのコーラスを聴かされることが多いので(例えば、某公共放送交響楽団の第九公演に毎年出てくる、某音大の学生の合唱は聴くに耐えない。海老ジョンイル君もこういうところから改革をしてくれ(ウソ))、プラハ・フィルハーモニー合唱団の合唱は天国の声のように聞こえた。

2004年12月19日

テレビ漬けの土曜の夜

土曜日は所属オケのパート練習が午後だったので飲まずに帰宅。うたた寝した後、深夜までテレビを見てしまう。

プロムス2004~ラスト・ナイト・コンサート
主な曲目はこんなの。

- 第1部 -
・ドヴォルザーク:序曲“謝肉祭”
・R.シュトラウス・ホルン協奏曲 第1番 変ホ長調
・ヴォーン・ウィリアムズ“5つの神秘的な歌”から
ほか
 - 第2部 -
・マクスウェル・デーヴィス:「オウハイ音楽祭序曲」
・プッチーニ:歌劇“蝶々夫人”から“ハミング・コーラス”
・ロジャーズ:ミュージカル“オクラホマ”から“なんときれいな朝だろう”
・ポーター:ミュージカル“キス・ミー・ケイト”から“独身時代はいずこ”
ほか
(バリトン)トマス・アレン、(オルガン)サイモン・プレストン
(管弦楽)BBC交響楽団、(指揮)レナード・スラットキン   


1週間前、同じスラトキン指揮で2003年のラストナイトを見たのだが、イギリス人って真面目におかしいことをやるところが、いかにもという感じ。ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートと同様、コンサートに参加するにあたっての「お約束」があるが、着飾った人もカジュアルなカッコの人も一生懸命。
曲目はどういう基準で選定しているのかよくわからないが、パイアット独奏のR.シュトラウスのホルン協奏曲はすごく上手かった。

○ボストリッジ&内田光子“美しい水車屋の娘”
これは2004年3月来日公演。
ボストリッジが長身痩躯を折りながら表現豊かに歌い、それ輪をかけ、内田光子の雄弁なピアノが伴奏をする。実は最近あまり歌モノが好きじゃないのだが(理由はいろいろあるが割愛)、これはぐいぐいと引き込まれる自分が嫌にならない。難点はドイツ語の発音が明瞭とは言いがたいところだが、大きな問題ではないだろう。

ところで、NHKの番組表を見て今さら気付いたのだが、この歌曲集のタイトルは「水車小屋」じゃなくて「水車屋」というのが普及しつつあるのか。googleで検索すると「美しき水車小屋の娘」「美しい水車小屋の娘」「美しい水車屋の娘」「美しき水車屋」の順序に物件が出てきた。
あと、字幕を見ていたら7曲目の「いらだち」に「クレソンの種」が出てきましたよ。天然のクレソンは小川などに自生しているので、話の舞台としては何の不思議もないが、昔の堀内敬三訳とか何と訳していたのか(手元にないので確認しようがない)。
交響曲の番号だけでなく、こういうのも変わっているのですな。

2004年12月18日

音楽の父たち(その2)

悪乗りして、クラシック音楽以外の音楽の父もこんなに挙げちゃうぞ。
「クラシック」かどうか区別しにくいものもあるけど、ご勘弁を。
なおurlはリンクの扱いが先方でどうなっているのかわからないので、リンク貼ってません。

[アジア]
○沖縄の童謡・教育音楽の父
宮良長包
http://www.d-score.com/ar/A03070503.html
○大衆音楽の父
古賀政夫
○日本のハワイアン音楽の父
灰田有紀彦
○ファイナルファンタジー音楽の父
植松伸夫
○ピュマ(卑南、台湾先住民)音楽の父
陸森寶
http://www.roc-taiwan.or.jp/news/week/2009/113.html
○ベトナム現代音楽の父
チン・コン・ソン
○マレーシアのポピュラー音楽の父
P・ラムリー
http://www.town.takase.kagawa.jp/kokusai/shinminyokenkyusho.htm
○現代インド古典音楽の父
Ustad Allauddin Khan (ウスタッド・アラウッディン・カーン)
http://www.ethnosuperlounge.com/ja/guru-ji.htm
○カルナーティック音楽の父
Purandara Dasa
http://www.bonkanwa.com/Entertainment/CarnaticMusic/CarInFundamentals.htm
○アルメニア音楽の父
コミタス
http://sienawind.com/countdown/column-arumenia.html

[ヨーロッパ]
○ジプシー音楽の父
ステヴォ・テオドシエフスキ
http://plankton.co.jp/esma/
○スコットランド音楽の父
ロバート・バーンズ(「蛍の光」でおなじみ)
○ポルトガル・ポピュラー音楽の父
ジョゼ・アフォンソ
○電子音楽の父
ジャン・ミッシェル・ジャレ
http://www.rmhb.com.cn/chpic/htdocs/rmhb/japan/200412/6-3.htm

[アフリカ・アラブ]
○コンゴ音楽の父
Joseph Kabassele
http://homepage.mac.com/jakiswede/2music/20world/200lingala.html
○アラブ音楽の父
サイード・ダルウィッシュ(1892-1923)
http://www.sambinha.com/homefile/rice/ricepage7.html
○リンガラ音楽の父
フランコ
http://www.h3.dion.ne.jp/~watz/congo.htm
○モダン・アンゴラ音楽の父
リセウ(Liceu)
http://www.afrobossa.com/japan/essay/mingas.html
[南北アメリカ]
○ブルーグラス音楽の父
ビルモンロー
http://banjo.shoin.ac.jp/~gauchi/grass/keynote.html
○カントリー音楽の父
ジミー・ロジャース
http://fiddle.exblog.jp/938127/
○20世紀ボリビア音楽の父
マウロ・ヌニェス
http://www.casadelapapa.com/Musica_Boliviana/Vol.06(2002_2).htm
○ブラジルポピュラー音楽の父
ピシンギーニャ
http://www.brazil.ne.jp/contents/choro/choro000_200305269.htm
○ハワイアン音楽の父
ギャビー・パヒヌイ
○ゴスペル音楽の父
トーマス・A・ドーセイ
http://www.jaspella.com/music/artists/cleveland_james/j-index.html

「音楽の父」たち(その1)

「音楽の父」の話題が「ガーター亭別館」で出ていた。
音楽室の年表も遠い昔の話になってしまったが、ストラヴィンスキーなどは出てこないし、逆にずっと昔の音楽も出てこなかった記憶がある。なのに「ロシア五人組」という言葉は載っていたが、あなたは五人組の名前を全部言えますか?(私は言えません。)
その後学校の音楽も「クラシック音楽」だけでなく、日本の音楽(邦楽)も取り入れようということになっているので、「オンライン音楽室」というサイトを見ると、作曲家の顔ぶれも変わっていて、おしまいのあたりには武満徹も出てきたりするようだ。

「父」でなくて「母」とかは誰だっけというのもあるが、「音楽の父」を検索エンジンで調べると、大量の「父」たちが出てくるわ出てくるわ。
もったいないので転記しておこう。
(ほんとはこんなことやってる場合じゃなかったんだけど・・・・)
まず、いわゆる「クラシック音楽」関係者から。

○音楽の父
ジョスカン・デ・プレ
○教会音楽の父
パレストリーナ
○ブリタニア(イギリス)音楽の父(Brittanicae Musicas Parens)
ウィリアム・バード
○ドイツ音楽の父
シュッツ
○ヴェネツィア音楽の父
ヴィラールト
http://www.tcat.ne.jp/~eden/Music/dic/madrigale.html
○ハープシコード音楽の父
ドメニコ・スカルラッティ
○スウェーデン音楽の父
ユーハン・ヘルミク・ルーマン(Johan Helmich Roman)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~y-koba/musical-history03.htm
○ノルウェー国民音楽の父
グリーグ
○フィンランド音楽の父
Pacius, Fredrik (1809-1891)
○ハンガリー音楽の父
リスト
○ロシア(国民音楽の父)
グリンカ
○フランス近代音楽の父
フランク
ラヴェル(?、でどっちが父なんでしょう)
○近代ギターの父
タルレガ
○バレエ音楽の父
アダン
○チェコ近代音楽の父
スメタナ、ドヴォルジャーク
○現代ハンガリー音楽の父
コダーイ
○ポーランド現代音楽の父
シマノフスキ
○ブラジル音楽の父
ヴィラ=ロボス
○メキシコ近代音楽の父
ポンセ
○アメリカ映画音楽の父
コープランド
○ノルウェー現代無調音楽の父
ヴァーレン
http://www.norway.or.jp/culture/music/contemp/contemporary.htm
○ミニマル音楽の父
ライリー
○イギリス実験音楽の父
コーネリアス・カーデュー(マイケル・ナイマンに影響を与えた人…らしい)
○エレクトロ・音楽の父
シュトックハウゼン
○日本の西洋音楽の父
山田耕筰

2004年12月16日

アーノンクール指揮のブルックナー交響曲第5番

ということで、買い物の1つがこれ。(こっちは不安もなく開封できる商品だ。)
2004年6月のウィーン・フィルとのライブ録音で、2枚組の1枚にはリハーサル風景が入っている。
日本のブルックナーヲタな方々にとっては、アーノンクールは「ブルックナー指揮者」ではないのだろう。なぜ突然こんなことを書いたかというと、上で挙げているリンク(HMVのサイトも同文だったのでレコード会社が書いた文なのか)でも

今回の第5番は、ブルックナー解釈で絶対的な評価を得ていた故ヴァントやチェリビダッケ、朝比奈隆の愛奏曲として知られ、近年はブルックナーの交響曲の中で第8番や第9番と並んで最もポピュラーな作品とされています。演奏至難な交響曲としても知られ、特に20分を超す第4楽章の中核を成すフーガは、特にオーケストラの金管奏者に超絶的なスタミナを要求。第7番や第8番に顕著なロマン派的な味わいよりは、むしろバロック的な構成感に重きが置かれ、筋金入りのブルックナー指揮者のみが近づくことの許された難曲です。

とあって、この指揮者は3,4,7,8,9番とすでに録音しているのに、ブルックナー指揮者じゃないというのが共通認識としてあるということなのだろう。(その3人芸風というか音楽哲学がかなり違うような気もするので、一緒にくくるのも無理ありすぎ。)

で聴いてみて、引用で「筋金入りのブルックナー指揮者」たちとは違う演奏であった。ブルヲタさんはやっぱり不満なんだろうが、全体としてテンポは速めで(計73分は早い部類のようだ)ある。エネルギッシュな第4楽章もいいが、金管の強奏だけでなく、静かな部分のヴィブラートをかけない(ごく控えめ)弦の響きが美しい。
リハーサルはまだ聴いてないけど(というか言葉は聴いてわからんのでそっちは読むだけだが)、それも楽しみ。

2004年12月14日

久しぶりにCDショップへ、そしてカルロス追悼セット

久しぶりにCDショップへ行き、またあれやこれやと買ってしまった。これが今年の買い納めとなることを祈ろう(って誰にだ)。

店頭の商品で目を引いたものの1つが、カルロス・クライバー追悼のDVD5枚セット
否応なく、この世にいないことを感じさせるものであった。
ガーター亭別館」で紹介されていた、カルロス追悼コンサートの模様(「篠の風」さんの「Mein erster Blog」)を読むと1996年の映像では身体的衰えの兆候が見られるらしい。早速ゲットした商品ではあるが、開封して見るのが怖いような気もする。
また、紹介されているサヴァリッシュ、ユニテルのコメントを見ると、生前のカルロス・クライバーがあまりに繊細な、また始終不安を抱えて生きていた人物であることが窺い知れる。天国で不安から解放されて、心安らかに過ごしていることを祈りたい。

2004年12月12日

N響アワー(12/12)

今回の中身はこれ。
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- 名指揮者サヴァリッシュ~N響と歩んだ40年 -
ブラームス:交響曲第1番
                  (管弦楽)NHK交響楽団
           (指揮)ウォルフガング・サヴァリッシュ
  ~東京・サントリーホールで録画~
-------
中身はこの間のサヴァリッシュ指揮の定期演奏会で、書きそびれてしまったが一度BShiで見たのだが、パユ独奏のイベールのフルート協奏曲ばかりに気をとられていたので、もう一度見る。
体調不調が伝えられるサヴァリッシュで、昨年のウィーン・フィルとの来日はキャンセル、今回の来日も椅子に座って指揮ということで、NHKのつけたサブタイトルもそこはかとなく「これで最後」モードであった。
聴く前は、日本のある種のクラヲタが(;´Д`)ハァハァしそうな(注)、 弛緩した巨匠最晩年モードな演奏だったらどうしよう(アダージョのようになった第2楽章は聴きたくない)と心配していたのだが、肉体は自由にならなくともオーケストラのコントロールはきちんとできているようで、ひと安心。ハッタリはないのだが、いい意味での真面目さがこの交響曲にふさわしい。
(注)某巨大匿名掲示板の実況でも、第2,3楽章のテンポが速すぎるとか言っている手合いがいたが、第2楽章の速度指定は「Andante sostenuto」、第3楽章は「Un poco allegretto e grazioso」なのだ。

ぜひ、N響にも普段からこの水準をお願いしたいのと、デュトアとの遺産ばかりでなく、サヴァリッシュとの40年の関係で築かれたものも、新音楽監督でダメダメになっちゃうのかと暗くなるのであった。

映画「Quartet カルテット」(2000年)

12月6日にNHK-BS2放映を録画したのを見る。
久石譲というとスタジオジブリ作品に無縁な自分でも、それらの作品の音楽を作ったということや、北野武映画の音楽をやってるのは知ってる。この映画は「音楽映画」というふれこみで、この映画のためチェロを弾く女性を募集しているらしいという話は私の所属するアマチュアオーケストラできいたこともあった。
ということで、ツッコミどころ満載ではという期待とともに見る。

まず、映画としての方について。
他のジャンルで成功を収めた人が映画監督業に乗り出す例はときどきあるが、久石譲自身は映画音楽はたくさん作っていても、自身はどの程度の映画愛好家なのか。監督・脚本まで一人でやっちゃっているが、脚本が声を出して笑ってしまうほど陳腐な話。音大を出ながらプロとして活躍できない音楽家の青春という目の付けどころはよかったのだろうが(検索すると自分の体験の投影でもあるらしい)、
カルテットのコンクールで失敗→偶然再会→カルテットのコンクールに再挑戦を決意→それぞれのメンバーは人生いろいろ→ドサ回りで苦楽をともにする→失敗はしたけど人間としては成長、絆が成長
という話って、あまりに陳腐でご都合主義的じゃああーりませんか。
4人の中で1人だけ成功の芽が出つつある第1ヴァイオリンの兄ちゃんが仲間に黙ってコンサートマスターとして参加した演奏会の会場からカルテットのコンクールの会場まで走って駆けつけるとかは、「おい、『走れメロス』かよ」とテレビに向かって叫んでしまった。ヴィオラの兄ちゃんにコンクールの本番寸前に子供が生まれるとか、深窓の令嬢なチェロ弾きの女性のキャラ設定、気の強さをあらわすためなのだろうが第2ヴァイオリンの姉ちゃんが楽器ケースで人を小突くとか、砂浜でカルテットはやらんぞ期待を裏切らぬツッコミどころ満載。前回のコンクール挑戦も今回もチェロの弦が切れるというのも笑った。(ちなみに普通弦が切れたら、張り直して演奏を再開するのだと思うが、1回目はそこで演奏が終わってしまい、2回目はA線が切れたのにかかわらず3本弦で(D線のハイポジションを駆使する!)弾き続けるというのも謎。)。
4人がドサ回りしているとき弾く音楽がジブリ作品で、子供が振り向くというというのも、反則だ。
他ジャンルで成功を収め映画監督業に乗り出した人というと和田誠をすく思い浮かべたが、こちらは脚本は単独の場合と共同の場合があるようで、協力者がいたほうが賢明だと思う。

続いて音楽面。
公式サイトのバイオグラフィーを見ると、
国立音楽大学在学中よりミニマルミュージックに興味を持ち、現代音楽の作曲家としてコンサートの作曲・演奏・プロデュースを数多く行う。
ということだそうだが、流れる音楽はナイマンとドビュッシーとヒーリングミュージックを掛け合わせた、デジャブ感、もとい見るのではないので「どっかで聴いた記憶が」という感じ溢れるもの。コンクールで弾く曲も本人作だが、絶対曲のせいでこいつらコンクールは無理だ。
なお、カルテットのチェロ以外の3人は楽器経験者ではないが、一生懸命特訓したそうで、またリアルな手の動きが必要なところは「二人羽織」方式でやっているそうで、思ったほどの違和感はなかった。(重要な役回りであるおひょいさん(藤村俊二)のは格好になっていなかったが。)
チェロのお姉さんは東京芸大卒業後、病院、社会福祉施設での演奏が主な活動の場らしいが、ぬぁんと我が家に極めて近いところにお住まいのようであった。

ちなみに、スタッフのリストを見ると企画に秋元康が名を連ね、おしまいのクレジットを見るとNHKエンタープライズも名を連ねていた。NHKで放送するタイプの映画でないものが、BSとはいえ平日ゴールデンアワーに放映されるのも、こういう大人の事情があるのか。

2004年12月05日

多忙のため更新さぼっております。

ここのところ、3週連続で地方へ泊まりで出張で、生活に音楽成分がごくわずかしかありません。
ちょっと前ので書きかけのはあるのですが、読み返しをしておらずアップできてません。
先週聴いたのはJALの機内サービスくらいか、というざま。
現況とおわびまで。