「第73回日本音楽コンクール本選会」
恒例の年中行事の地上波での放送(部門別のはすでにBSで放送済み。チェロがある年は部門別まで見るが、今年はないのでそっちはパス)。
以前は「文化の日」に放送していたが、何年か前に「天皇誕生日」にかわり、番組のつくりも参加者の人となりの紹介や、戦いの裏のドラマの紹介にフォーカスを当てていたが、今年は淡々と演奏を紹介し部門ごとの審査委員長のコメントが付くというスタイルになった。
アイドル性のある参加者が見つからない(せいぜい、ヴァイオリン(女子)、ピアノ部門(男子)の各優勝者くらい?)からか。
ざっと見ての、無責任な非音楽的なことにも言及する感想。
声楽→よくわからん。
作曲→創作界の閉塞感を示す(50歳のオサーンはオサーンの世代らしい曲、若いおねえさんは最近の若手によくある耳あたりがいいだけの曲、要はつまらん)。
フルート→1位の2人とも上手いが、これでそれぞれルックスがもう少し見栄えがすれば…。.
オーボエ→1位のおねえさんの服がヤンキー臭かった(注:全部日本人作品を演奏したのでということで、頭にかんざしやら、腰に水引きをイメージしたらしい紐が付いているのだが、もともと着ている白のドレスがレースやら織りで細かい柄があり、カーテン巻いているみたいで、一言で言えば「装飾過剰」)。
ピアノ→それぞれ上手かったと思うが、1位はラフマニノフを豪快に弾いたということが結果につながったか。音楽と関係ないが、学校でモテモテだろうなこの兄ちゃん。
ヴァイオリン→ピアノ伴奏でサン=サーンスの第3番のコンチェルトを聴かされるのは、苦しい(冒頭の節がこぶしが入った演歌チック)。3位の高校生がもう1つの課題曲であるプロコフィエフの協奏曲第2番を選んだのは賢明であった。
なお、審査結果については毎日新聞のサイトのこの記事を見ると、もめた部門もあったようだが、参加規定や課題曲のルールを見ると(課題曲についてはこことここ)、AorB方式から何でもオッケー方式までいろいろあるのだが、曲が少ないオーボエ部門がご自由にというのはわかるが、膨大なレパートリーがあるピアノが事実上自由(泰西名曲から選ぶ)というのもよくわからない。
もちろん同じ曲を演奏させ競わせることが未来の名演奏家を発掘するためにいい方法とは思えないが、もうちょっと何か工夫はないんでしょか。