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先週聴いたCD(メモメモ)

2月23日
ブルックナー:交響曲第9番
ワルター指揮ニューヨークpo.(Music and Arts)

ニューヨークpo.との1946年3月17日のライブ録音。
さすがに録音の悪さはいかんともしがたいが、この時期のブルックナー演奏の記録が
レコーディング、ライブとも少ないもので、ブルックナー演奏史をたどるという点で貴重な録音。ワルター、オーマンディーともアメリカにおけるブルックナー演奏のパイオニアであることは間違いない。ハース版によっているようだが、ワルターが慣れ親しんだであろう改訂版的解釈もみられる。
3楽章のテンポが走り気味というか4拍子の4拍めが寸詰まりになっていく(3.5拍子みたいになっていく)のにちょっと笑ってしまった。


2月24日
ブルックナー:交響曲第9番
フルトヴェングラー指揮ベルリンpo.(DG)

演奏史ということでこれも思い出して聴く。いわずとしれた有名録音で1944年10月のライブ録音。ただしライブといっても同じ年の12月のウィーンpo.との「エロイカ」と同じく、演奏会のライブでなく放送用録音なので、戦争中の録音で異様に目立つセキの音など雑音はないし、1946年のワルターの録音より聴きやすい。
猛烈なアッチェランドが掛かる箇所が散見されるものの、同じ指揮者による同じ月の交響曲第8番とともに、聴きやすい、少なくとも「ついていけません」とはならない(フルトヴェングラーの「ロマンチック」、第5番とかはどうしてもついていけないことろがある)。フルトヴェングラーのブルックナーについて否定的な意見が多いのは、例の○ーホー先生の影響も大だといえよう。
なお、演奏以外の指揮者のおかれた状況を考慮するのは基本的には邪道だろうが、この演奏の場合、第三帝国の終末期でベルリンも空襲でかなりやられている時期にあることはどこかに影響を与えているだろうし、録音のせいもあってTuttiで強奏したあとの静寂は爆弾の後の廃墟のイメージと重なり合う。また、モノの本にあるとおりフルトヴェングラーは指揮者デビューの最初の演奏会でこの交響曲第9番を演奏しているが、この曲の演奏は演奏会記録の本を見ると、どうもこのときが生涯最後でもあるようだ。なぜなのだろう。

2月25日
ブルックナー:交響曲第5番
バレンボイム指揮ベルリンpo.(TELDEC)
全集なので購入したものだが、久しぶりに聴くとやっぱりウマが合わない。バレンボイムの演奏は、フルトヴェングラーヲタであるバレンボイムが尊敬する指揮者をまねっこして指揮してるだけ、つまり日本のクラヲタが自室でCDに合わせて指揮真似してるのと同じじゃないか、としか自分には感じられない。
(ピアニスト・バレンボイムは決して嫌いじゃないのだが。そういえば、昔、バレンボイム、メータなどの指揮者がフルトヴェングラー研究会みたいなことをしてると「レコ芸」で読んだことがあるが、あれは本当だったんだろうか。)

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