« 2005年07月 | メイン | 2005年09月 »

2005年08月17日

セル指揮ベルリン・フィルのライブ

Testamentから出た1969年6月26日のフィルハーモニーにおけるライブ。

ブラームス:悲劇的序曲
R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
シューマン:交響曲第2番

と、いうセル愛好家なら萌え萌えの曲目である。
セルも晩年とはいえ元気で、ベルリン・フィルもカラヤン帝国時代で、これでもかとオーケストラが鳴りひびき、特にシューマンでは生演奏ならでの盛り上がり(テンポのゆれ、ダイナミクスの幅など)も聴くことができる。いらいらしているとき、スカッとしたいとき聴くと効果的だろう。

ちなみに、ブックレットには(Testamentのサイトで読むことができる(ここ))、シューマンはベルリン・フィルにとって演奏しなれた曲でなかったこと、コンサートは大成功を収めたがシューマンについては批評する側もとまどっていたらしいことが書かれている。

先週聴いたCD

今週はまた出張に出かけたので、iPodに入れたのを新幹線の中で聴いた。

Tribute to Pierre Boulez
シカゴ交響楽団自主制作版で、ブーレーズの演奏を集めたもの。
曲目詳細を書き写すのはめんどいので、シカゴ響のサイトにある詳細をご覧くださいませ。

もちろん買ったのは、ブーレーズがヤナーチェク「グラゴル・ミサ」、曲目だけでもびっくりなのに、しかも「イントラーダ」が最初と最後に出てくる原典版でやっているので大枚はたいて購入。
ライナーノートをちらっと見たが、ブーレーズは最近ヤナーチェクへの関心が芽生えたらしい。意外に(?)雄大指向というか熱い演奏であった。
珍曲としてはショルティ生誕80年記念のファンファーレ、また、ブーレーズの指揮という点で意外なのはR.シュトラウス「ティル・オイレンシュピーゲル」などもあり、ちょっと高かったが(←しつこい)それなりに堪能。

プロコフィエフ:交響曲第1番、第5番、スキタイ組曲「アラとロリー」プレヴィン指揮ロサンジェルスpo.による演奏(Philips)で、交響曲第5番お勉強用に取り出したもの。
リズムの処理が丁寧かつ、軽快で楽しい。

2005年08月15日

N響アワーで動くアンセルメを見る(8月14日)

N響アワーも8月の恒例行事、池辺先生お出かけシリーズで前回の東京芸術大学に引き続き、今回は
「ふたつの檜舞台 ~日比谷公会堂と東京文化会館~ 」ということで、いまだに進行がぎこちない奈々子タンと日比谷公会堂と東京文化会館にお出かけである。
日比谷公会堂でコンサートを聴いた経験もあるが、改めて見ると、よくあんな狭いところで演奏会をやっていたものだとびっくり。
何回か見たことのあるマーラーの「千人の交響曲」の日本初演の練習風景のニュース映画(「日本ニュース」)もチラッと出てきたが、あの曲をあんな狭い場所でやったものだと改めて驚くとともに、当時の情熱を思う。たまたま、土曜日深夜NHKBShiでゲルギエフ指揮ロッテルダムフィルの演奏をやってたのをあまり気合をいれずに見たが、演奏環境はえらい違いだ(劣悪なほうが情熱で勝っていた、とは思わないが)。

ショスタコーヴィチ交響曲第11番(第4楽章)を必死の形相で振る某指揮者(元・指揮研究員)にちょっと死相が出ていて、さすがお盆だと感心(ウソ)。
何よりも、1964年のアンセルメ指揮によるブラームス交響曲第3番第3楽章が写り、動くアンセルメが見られたのでちょっとハイになる。

私の父は、昔々、「レコード芸術」を購読しステレオLPを購入し(当時、LP1枚は収入対比でとんでもない金額だ)、その後子供という邪魔物できたのでそういう道から足を洗った人間なので、ドイツ物はワルター&コロンビア響、フランス物、近代物などはアンセルメ&スイスロマンドのステレオLPをそろえ、ワルター、アンセルメという名は子供時代を思い出させる固有名詞なのである。
アンセルメはドイツ物も録音し、ベートーヴェン、ブラームス交響曲全集は当時はレコード雑誌の推薦扱いだったが、今ではすっかり珍盤扱いである。

2005年08月12日

チェリビダッケのプロコフィエフ交響曲第1&5番(EMI)

チェリビダッケのプロコフィエフというと「古典交響曲」は戦後間もないころの録音もあったし、ミュンヘン・フィルとのリハーサルの映像も見たことがあるが、これは「古典交響曲」と交響曲第5番の組み合わせで昨年発売された1988年、1990年の録音。詳細はこちらで。検索したら交響曲第5番はシュトゥットガルト放送響との演奏もあった。

「古典交響曲」はためらいなしに好きと言える曲だが、交響曲第5番は第2次世界大戦に勝利する偉大なるソ連邦の祝祭気分を味わう曲なのか、巨大な音の構造物なのか、演奏者に技術的困難を強いて、聴き手としてはその名人芸をフィジカルに楽しむべき曲なのか(←「なのか」の羅列じゃ「愛の流刑地」だ)、私にとってはどう捉えたらいいかよくわからない曲である。
チェリビダッケは当然のことながら構造物路線をとっており、気力充実していたころの演奏として、好き嫌いはあろうが圧倒的な迫力で聴かせる演奏であることは間違いない。

2005年08月06日

iTunes Music Storeオープン

NHKまで取り上げているiTunes Music Storeの日本でーのサービス開始のニュース。まったくPC、インターネットのことを知らぬ家族からは「これを利用すれば部屋からCDがなくなって片付くのか」との質問があった。(汗)

クラシックの場合、「1曲」という単位は交響曲の1楽章相当になってしまうので、アルバム(これもクラシック音楽には親和性のない概念)単位で購入すると価格では輸入盤、廉価盤で買うのとあまり変わらなくなってしまうし、音質においても劣後することになってしまう。
参加しているのは現在一部の大手レーベルのみのようで(Sonyは参加するわけないか)、しかも売れ筋の商品で、今のところこれでないと買えないという音源はごくわずかのようだ。ここらへんが改善されないと、普段クラシック音楽を聴かない人が試しに聴いてみようかという用途くらいになってしまうような気がする。

2005年08月01日

7月後半のわたくし

あああああああ、またまた更新がストップ。
音楽から遠ざかる生活となってしまい、ここに書くネタがなかった。(身辺雑記は別ブログだったりする。)
7月中旬は、体調を崩したのがなかなか復活せず、行き帰りの電車でもひたすら座って爆睡。
下旬に入ると毎週のように出張で、iPodに入れた次回演奏会で弾く曲を新幹線の中で聴いたりの生活。併せて収録されているプロコフィエフの「古典交響曲」や1970年代のカラヤン&ベルリン・フィルの「死と浄化」に圧倒され、肝心の弾く曲のお勉強は遅々として進まず。そういえば新幹線で岡山から帰京するときには、出張の疲れを癒すためブルックナーの交響曲第5番をアーノンクールとハイティンク(FM放送でやったライブ)の演奏で2回聴いたりもする。
「N響アワー」も、自分語りばかりのこぶ平じゃなかった林家○蔵出演の会については、語りたくもない。

しかし、これから1か月ちょっと、まだ「死のロード」状態は続くのであった。