DDR再訪(その2)-ドレスデン(9/21-22)
ドレスデンは演奏旅行においては演奏会は行っていないが、ここを拠点に他の町で演奏した場所である。ここは観光地としても見る場所がいっぱいある場所なので、1泊して出かける。往復は鉄道を利用したが、列車がチェコ、ポーランドと国をまたぐこと、またベルリンに戻る列車はチェコ鉄道の車体であったことに地続きであることを感じさせられる。
今回、旧DDR地区に行くとあちこち工事中だったが、ドレスデン中央駅は特に、「これで営業するかよ」と突っ込みたくなるような足場もなにもそのままの状態で、どこが出口なのかわからないまま工事現場のなかをウロウロ途方にくれた。

駅構内・近くには明らかにアルコール依存症と思われる人もいて、警察の麻薬犬がコインロッカーを嗅がされていた。

(昔の国営百貨店の建物)
当時,中央駅からエルベ川に向かって歩くと、国営ホテル、百貨店、カフェくらいしかめぼしい建物はなく、戦争で破壊された建物は再建されたものはあるものの、放置されたまま(代表的なのが先般再建された聖母教会)のものも多く、昔、市場がにぎわっていたところも更地となったままで子供がサッカーをしていたが、今は建物がいっぱい立っていて賑わいをみせている。
国営百貨店、国営ホテルとならんで社会主義的様式建築の代表が、クラヲタの皆様には数々の録音場所としておなじみのクルトゥールパラスト(「パラスト」でなく「ハウス」と表記されたものものあるがドレスデン・フィルのサイトを見たら「パラスト」であった)であるが、こちらも工事中。

(いかにもな社会主義的モチーフ)
これでも営業しちゃうのがドイツ流らしく、外側にはってあったコンサートのポスターを見ると直近で24,25日のドレスデン・フィル演奏会が予告されていた。

なんとなく、アスベスト使ってそうな建物である。
ゼンパーオーパー一帯は観光地なので、画像は省略するが、ここも日程の関係でコンサート、オペラに行けなかったのが残念である。
DDR時代は、何もないところにいきなりツヴィンガー宮殿をはじめとする建造物がポコッと建っているという様子だったが、聖母教会のそばは観光客用の少々ヘキヘキするようなレストラン、みやげ物屋でいっぱい。ベルリン、ドレスデンであまり見なかった日本人もここでは多く見かけた。深刻な失業のなか観光産業には期待するところ大なのであろう。

書店に入るとDDR時代に関する本のコーナーもあり、テレビでもDDR時代についての番組を結構やっており、ドイツの戦後については当事者は簡単には終わらせることはできないということなのだろう。