朝比奈&NHK交響楽団の演奏@N響アワー
N響アワー」のゲストの回ということで、実相寺昭雄が出ていた。尊敬するマエストロということもあり、交響曲第4番の第4楽章が取り上げられていた。使用楽譜はハース版(1878/80)。
2000年11月の朝比奈最晩年の演奏ということもあり、指揮棒をコントロールできないので、指揮者とオーケストラが「お見合い」状態になってしまい、コンサートマスター(山口裕之氏)が振りをいつもより大きくして崩壊を防ぐのがやっとという状態。
最晩年まで音楽活動に情熱を燃やしていた心意気は尊敬し、人間的には好人物であったと思われるが、最晩年は神格化されすぎ、また周囲が本人の体調を配慮せず働かせすぎであったのではないか。
収斂したテンポで統一された音楽で、「21世紀の朝比奈」を実感させてくれる偉大な演奏
という謳い文句(CDの)がむなしい。