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2006年01月29日

NHK交響楽団第1559回定期演奏会

ブロムシュテットが振るのでゴー。

[指揮] ヘルベルト・ブロムシュテット
[ヴァイオリン] クリスティアン・テツラフ
[曲目] ブラームス/ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
      ブラームス/交響曲 第1番 ハ短調 作品68

聴衆の高齢化着実に進行中を実感。NHKホールに行く前に東京都写真美術館に行って、「発掘された不滅の記録1954−1975 [VIET NAM ベトナム] そこは、戦場だった」という年齢層の高そうな写真展を見てきたが、それよりもっと高齢度高し。
で、演奏のほうは、重厚だけど重苦しさのない、かつ推進力にあふれたブラームスで、ないとヤダという人にはお気に召さないだろうが、オーケストラも「やればできる子」モードで(ただしオーボエ、トランペットを除く)満足して帰宅。
協奏曲はときによっては「きれい」ではない音も出す、ちょっとクレーメルも思い出したりするような演奏。もちろん技巧的には問題はないわけだが、パールマンでこの曲に親しんだ人はギョっとするだろう。特に弱音のところではっとするような表現があった。
交響曲は4楽章の一部を除くと、あまりテンポは動かさず(第2主題でテンポを緩めるようなのはナシ)、いろんなパートの絡み、掛け合いなどの構造がよくわかる演奏。

なお、第1楽章は繰り返しあり、コンサートマスターはドレスデン・シュターツカペレのピーター・ミリング。
本当はブルックナーの交響曲第3番(第1稿)をやる日も行きたかったのだが、出張があるので残念。ぜひ、ブロムシュテットには元気でいてもらいたい。

2006年01月13日

ジンマン・ベートーヴェン序曲全集(Arte Nova)

特価になっていたので、交響曲全集も持ってたしと購入。

ベートーヴェン:序曲全集

Disc1
「プロメテウスの創造物」序曲、「エグモント」序曲
序曲「コリオラン」、「レオノーレ」序曲第1番
「アテネの廃墟」序曲、「レオノーレ」序曲第2番

Disc2
序曲「命名祝日」 、「レオノーレ」序曲第3番
「フィデリオ」序曲、「シュテファン王」序曲
序曲「献堂式」
デイヴィッド・ジンマン指揮、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団

交響曲全集と同じ、(a)校訂譜+(b)本人のアイディアでa,bのミックス具合は曲による、というやり方。金管楽器、打楽器は古楽器使用とのことで、随所にホルンのゲシュトップも聴かれる。
面白さでは圧倒的に1枚目。楽譜どおりではあるのだがぶっきらぼうにすら聴こえる「エグモント」の冒頭、軽やかな「プロメテウス」、内声パートが饒舌な「レオノーレ」2つの序曲、と賛否両論あるにせよジンマン「らしさ」を聴くことができる。2枚目のほうは曲があまりおもしろくないのもあるし、表現も以外に常識的だったりして、ワクワク感がない。
ジンマンのベートーヴェン、ピアノ協奏曲のソリストがブロンフマンというのも、折衷的なスタイルになりそうで二の足を踏んでいる。

2006年01月11日

ギーレン/ブラームス:交響曲第1番(HANSSLER - SWR MUSIC)

ギーレンのCD.

ブラームス:悲劇的序曲、交響曲第1番ハ短調

ミヒャエル・ギーレン指揮、南西ドイツ放送交響楽団
1995年12月14日、5月17日(交響曲)録音

1995年録音が10年経って商品化されるのはなぜ。
特に交響曲で顕著だが、暗黙の了解としてあるこの曲に対する「思い入れ」「重厚さ」とは無縁の演奏。第1楽章の第2主題もテンポは緩まないし、第2楽章はあくまでもAndanteでもったりはしない。
だからつまらないかというとそんなことはなく、第1楽章は陳腐な表現でアレだが悲劇に向かって突進するようで、第2楽章は弱音が美しい。第4楽章の終わりは燃え上がる。

いつもの「お約束」演奏に飽きた人にはぜひお勧め。
なお、第1楽章は提示部の繰り返しをしている。