「ラファエル・クーベリック ~レア・レコーディングス 1963-1974」
タイトルのとおりのもので、一部には初CD化のものも。
クーベリックと言えば、1975年の来日で存在を知ったのだが、ガキの自分には同年のベームとウィーン・フィルの来日より印象に残った事件で(曲目はここを参照)、マーラーの交響曲第9番、「わが祖国」、ヒンデミットなどは放送がなければ知らなかった曲で、今では赤面ものだが、誕生日に親に頼んでマーラーの交響曲第9番のLP2枚組みを買ってもらった。
この8枚ものセットにも、当時DGのカタログに載っていたが聴いたことのない自作自演「4つのフォーム」とかマルティノンのヴァイオリン協奏曲などもある(2つとも以外に面白く聴けた)。ピアノが作曲者のチェレプニンも聴いたのが初めてだが、民族的な不思議な響きが面白い。ハルトマンも「ドイツの20世紀音楽」という曲想が丁寧に激しく演奏されている。
ベートーヴェンは7番以外は全集に含まれるものでレア度が低くすでに全集を持っているのでだぶるのがちょっと残念だが、よくできた演奏だし、全集の第7番(ウィーン・フィル)と別録音の7番も燃える。
「グレの歌」、「夏の夜の夢」は名盤として有名なのでいまさら言うこともないだろう。
Disc.1
モーツァルト: セレナード第7番 ニ長調 K.250 「ハフナー」
〔ルドルフ・ケッケルト(Vn)、バイエルン放送交響楽団 ※録音:1964年〕
ドヴォルザーク: 弦楽セレナード 作品22
〔イギリス室内管弦楽団 ※録音:1964年(ロンドン)〕
Disc.2
ベートーヴェン: 交響曲 第1番 ハ長調 作品21
〔ロンドン交響楽団 ※録音:1974年(ロンドン)〕
ベートーヴェン: 交響曲 第3番 変ホ長調 作品55 「英雄」
〔ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ※録音:1971年(ベルリン)〕
Disc.3
ベートーヴェン: 交響曲 第2番 ニ長調 作品36
〔アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 ※1974年(アムステルダム)〕
ベートーヴェン: 交響曲 第7番 イ長調 作品92
〔バイエルン放送交響楽団 ※録音:1970年(ミュンヘン)〕
Disc.4
A.チェレプニン(1899-1977): ピアノ協奏曲 第2番(第2版) イ長調 作品26、ピアノ協奏曲第5番 作品96
〔アレクサンドル・チェレプニン(Pf)、バイエルン放送交響楽団 ※録音:1967年(ミュンヘン)〕
J.マルティノン: ヴァイオリン協奏曲 第2番 作品51
〔ヘンリク・シェリング(Vn)、バイエルン放送交響楽団 ※録音:1971年頃(ミュンヘン)〕
Disc.5
ハルトマン: 交響曲 第4番(1946/47)&第8番(1960/62)
〔バイエルン放送交響楽団 ※録音:1967年(ミュンヘン)〕
ストラヴィンスキー: 「ロシア風スケルツォ」(1944)、 「サーカス・ポルカ」(1942)
〔ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ※録音:1963年(ベルリン)〕
Disc.6
ウェーバー: 歌劇 「アブ・ハッサン」 序曲、歌劇 「プレチオーザ」 序曲、歌劇 「歓呼」 序曲(祝典序曲) 作品59
〔バイエルン放送交響楽団 ※録音:1963年(ミュンヘン)〕
シェーンベルク: 「グレの歌」 第1部
Disc.7
シェーンベルク: 「グレの歌」 第2&3部
〔ボルク(S)、テッパー(A)、シャハトシュナイダー(T)、エンゲン(Bs)、フェーエンベルガー(T)、フィードラー、バイエルン放送交響楽団 ※録音:1963年(ミュンヘン、ライヴ録音)〕
クーベリック: 弦楽のための4つの形式
〔イギリス室内管弦楽団 ※録音:1969年(ロンドン)〕
Disc.8
メンデルスゾーン: 劇付随音楽 「真夏の夜の夢」 作品21&61(序曲&劇付随音楽) (リハーサル風景付き)
〔エディット・マティス(S)、ウルズラ・ベーゼ(A)、バイエルン放送交響楽団&合唱団 ※録音:1964年(ミュンヘン)〕