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最近電車の中で聴いたCD(3/3~10)

メモとして列挙。単なる偶然だが、曲目、作曲家が微妙に重なっている。

○ショスタコーヴィッチ:ヴァイオリン協奏曲第1番、プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
サラ・チャン(vn)、サイモン・ラトル指揮ベルリンpo.(EMI)
ショスタコーヴィッチの方は昨年9月にベルリンで実演を聴いたのと感想は基本的に変わらない。サラ・チャンは自分としてはあまり好きなタイプではないけど、両曲とも今乗りに乗っていることが感じられる説得力のある演奏。

○ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
クリスティアン・ツィマーマン(pf)、サイモン・ラトル指揮ベルリンpo.(DG)
ツィマーマンが同じ曲をバーンスタインと録音したのがもっさり感のある遅いテンポで、最近のショパンの協奏曲もびっくりスローテンポでどんなことになってるのかと思ったが、思ったよりは普通(?)のテンポで安心。ただ、立派な演奏だけど、自分の期待が大きすぎたのかこれという特徴が感じられないのも事実。ラトルは、古典派、20世紀音楽だとオンリーワンの演奏をしてくれるのに、今のところ19世紀後期ロマン派の演奏だと彼ならではのものを感じさせてくれない。

○ベートーヴェン:交響曲第7番、ショスタコーヴィッチ:ヴァイオリン協奏曲第2番
ヴィクトル・トレチャコフ(vn)、ヘルベルト・ケーゲル指揮シュターツカペレ・ドレスデン(Weitblick)
「トレチャコフ」を変換したら、「取れちゃ国府」になった。いずれも1969年の録音で、ベートーヴェンはルカ教会でのスタジオ録音、協奏曲はKultur Palast(あの建物を「文化宮殿」という訳語はちょっと抵抗あり)でのライブでモノラル。どういう事情か知らないが、シュターツカペレ・ドレスデンとの演奏は珍しいはず。
ベートーヴェンはやけに残響が多い録音。一部評論家、ライターのせいか、「猟奇的」「狂気」という言葉が付き物の指揮者であるが(某大手輸入レコードショップのサイトを見ると、某評論家の相変わらず思い込みが横溢する文章を見ることができる)、よくコントロールされ、たくましく、また第4楽章などは興奮するような激しい演奏であるが、これを猟奇的とか言う感性は自分にはない。ショスタコーヴィッチはモノラルで、しかもDDR建国20周年を記念したできたてのKultur Palastのせいなのか、録音のせいなのか潤いのない響きなのが残念。トレチャコフは恥ずかしながら初めて聴くも同然だが、技術は冴えており、特に3楽章は興奮させてくれる。

○ベートーヴェン:交響曲第7番
カルロス・クライバー指揮、バイエルン国立O.(Orfeo)
例の1982年5月3日のベーム追悼演奏会で、交響曲第4番だけが発売されていたものの片割れ。このコンビの1986年の来日公演は、自分も興奮しながら聴いたが、(その当時も思ったが)細かい傷、演奏技術十分とは言いがたいところが気になるも事実だ。特にフルート奏者については来日公演と同一人物なのかはわからないが、一度気になりだすと止まらない(同じオーケストラのサヴァリッシュ指揮のブルックナーの交響曲第1番(Orfeo,1984年録音)も第1楽章でフルート1番奏者が早いパッセージでウソ吹いているところがあるのだが、同一人物だろうか)。
とウダウダ言いながらも、この演奏ならではの魅力があるのも否定できない。その日の自分の気分によっても受け止め方が変わってくるだろう。

○ブルックナー:交響曲第5番
ニコラウス・アーノンクール指揮、ウィーンpo.(Teldec)
景気づけ。

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